おふとん文庫

エモを探しています。

進化の度合い、二歩と半分。

昔自分で書いた、
平沢進先生の「コヨーテ」という楽曲の考察が、「握手(っ´ω`)っ⊂(´ω`⊂ )」って感じの内容だったので転載。
そりゃ過去の自分が書いてんだから共感するわな。



愛が止まらないので、
今日はこちらの『コヨーテ』という楽曲について、考えてみたいと思います。
CDverよりも、
このイントロのが好きなコヨーテちゃん。

音楽にキョーミのない方からしたら、
この曲何?てゆーか誰?
となるでしょうから簡単な説明をば。

この『コヨーテ』という曲は、
私の敬愛するアーティスト平沢進氏(以後、師匠)が、テクノポップバンドP-MODELとしての活動を休止した後、
89年に出したソロ名義でのデビューアルバム『時空の水』に収録されています。

こちらのアルバムには、
戸川純他豪華ゲストが参加しており、
中でもこの『コヨーテ』は、
ミュージシャンや劇作家として活躍する、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以後、ケラ)がコーラスとして参加しています。
アウトロの語り部分で、
物語の主人公【コヨーテ】として、
「はいっ!!!」と元気よく返事をする
金髪の人です。

とまぁ、参加アーティストの説明は以上に致しまして、この『コヨーテ』という曲は一つの《お話》となっています。
1回聴いたくらいで(あるいは端から聴いていなければ)、歌詞はわからないでしょうから
ここに載せたいところですが、
それはあまりよろしくなさげなので、
知りたい方はこちらへどーじょ。

簡潔にまとめると...
日照りの村で、最後の水を飲んでしまい人間に追われることになったコヨーテは、
逃げる内に人間が知らなかった新しい道を開拓し、湖にたどり着くもそこで力尽きてしまう。
コヨーテを追っていた人間は、
食料(コヨーテ)と水を手に入れ万歳。

と、私の解釈が間違っていなければ
この様なお話なのだけど、
コヨーテという動物について調べてみると、
どうやらインディアンの伝承では、
コヨーテはタバコ・太陽・死・雷をはじめ、
新しい文化を人間社会へもたらす存在として崇められているそうな。
(wiki大先生ありがとう!)


↑狼に似てる。可愛いコヨーテちゃん。

師匠とケラ。
当時の2人の関係性をあまりよく知らないから自信はないんだけど、
もしかしたら師匠は、新しい文化の先駆者になって欲しいと思って、ケラにコヨーテ役をさせたのかな?と思った。
だとしたら、なんだか素敵だ。

そうやって考えると、
その後、師匠の曲からタイトルをとった
フローズン・ビーチ」で、岸田国士戯曲賞という若手劇作家の登竜門と呼ばれる戯曲賞を受賞したことが非常に胸熱展開。

この、フローズン・ビーチという曲も大好きなんだけど、
まだよく理解できない部分が殆どなので、
それに関してはまた今度。



ちゅーのが昔のわしの意見。
平沢進先生の曲を理解できるようになる日が
いつか来るのだろうか。